世にも奇妙な物語 春の特別編


世にも奇妙な〜は、結構前から好きで、春・秋の特別編は欠かさずに見ています!
でも前の秋、そして今回春と、何となく物足りないような作品が多いのは気のせいでしょうか・・・

世にも奇妙は大きく分けて2種類あると思います。
ひとつは、そのドラマの世界自体が奇妙なもの(例えば「200X年、ロボットが家事をするようになった」とか)
もうひとつが、現実的な話なのに、気が付くと奇妙なことになっていたというもの

どれだけ奇妙だな〜と思えるかが、私的このドラマのポイントです。



殺し屋ですのよ

最後の落とし方が実に世にも奇妙な物語って感じで、思わず納得していまいました。
もともと原作は、星新一なんだということを知ったとき、とても納得でした。
何となく、ショートショートのような部分を持ち合わせていて。
「殺し屋ですのよ」と言い、自分の言うとおり、殺して欲しい人を殺していくその女は、一見まるで現実味がない。
一体どういう人なんだろう?と物語が進めば進むほど気になる。
でも実際は、病院で書類を運んでいる人(といえばいいのかな)だったというだけ。
だから、誰がいつ頃死ぬかっていうことが分かる。
そして、その人が死ぬことを願っている人にあとは会えばいい。
なるほど〜、実際は、実に現実的な話です。
「殺し屋ですのよ」という、妙なお嬢言葉がウケました(^−^)



自分カウンセラー

この話は、結構テーマが前面に出ちゃってたんじゃないかな〜と思う。
99%の可能性で駄目な自分、それに打ち勝つには、まず今の自分が必死にならなければならない。
とてもいいテーマだと思うし(最初は自分を特別だと思うな、がテーマなのかと思ってただけに)それを十分伝えられる内容だったと思う。
でも別に奇妙な話ではないですよね(^−^;;)
ただ私としては『いい話』で終わりの部分もあったような気が・・・
映画の「結婚シミュレーション」と似ているところがあったと思うな。
だからかぶっていただけに、奇妙だと感じなかったのかも。
井ノ原が、様々な年代の自分を上手く演じていたと思いました(^−^)



誘い水

いや〜、これはなかなか面白かったです。
なるほど、何かにハマると、それがなくなると禁断症状に陥ってしまうわけですね。
そう言う意味では、麻薬なんかと似ているものがあるのかな〜と思ってしまいました。
自分の要求を満たしてくれるものですからね。
水好(と書いてミズキと読む)さんは、水にハマり、自分では気がつかないうちに、それがないと生活できないまでになっていた。
風呂にまで買った水入れてるなんて、ホントありえないっ!って感じでした(笑)
泰三がまたいい飲みっぷりなのも見てて良かったな〜(笑)
ただ、最後のCGはどうなの?ちょっとしょぼすぎません??
もう少しどうかしようがあったんじゃないかな〜と思います。
最後のオチも良かった(^−^)最初は半信半疑だった同僚までハマッちゃうっていう、連鎖的な終わり方で(^^



サイゴノヒトトキ

この話は、一番よく分からなかった・・・(^−^;;)
なんていうか、中途半端な感じがしたんだよね。
わざとらしいっていうか、いくら死ぬ直前だからってそれはないんじゃないのかい?っていう感じがしたというか。
それでも、人間の根本の部分を見たというところでは奇妙なのかな・・・
死ぬのなら優しくなれるのに、生き続けることができるとなった途端に元に戻ってしまう。
人間の根本の奇妙さを見た気がしました(笑)



Be Silent

ちょうどケイゾク見たあとに見たんだよね、今回の「世にも〜」(笑)
それだけに、「あ、真山!」と思ったりしてました(古)
この話は、音楽・情景が綺麗な感じでした。
渡部さんの音楽家っていうのも、実に合ってたと思います。
途中で、何となく最後の終わり方は見えてしまったのですが(耳を潰すか、それか死ぬかのどちらだと思った)そこに至る理由までは分かりませんでした。
『自分の心臓の鼓動』までもうるさく聞こえてしまったのですね。
この話は、『現実的なのに、気がつくと奇妙な世界に陥っていた』の完璧なパターンだったと思います。
最後に、心臓にペンを刺して死んでいるところを見つけたシーンは、怖いはずなのに、なんだか綺麗な気さえもして、不思議なシーンでした。
バックの音楽も、とても綺麗だったし。


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