世にも奇妙な物語 秋の特別編


個人的に、今回の「世にも〜」はどれもなかなか良かったな〜。
どの話もオチしっかりしたっていうのがまずあるね。最近の「世にも〜」、オチで「オイオイオイ・・・」ってなることが多かったので(^−^;;)
今回はエンドロール見ていて、原作ある話も少なかったなぁっていう印象もあるんですけどね。



不幸せをあなたに

篠原涼子が出るって聞いて、一番楽しみにしてたのがこの話。
題名から見て、結構怖い話かと思っていたのですが、どちらかといえばブラックコメディー?
最後の終わり方とか、見方を変えれば恐ろしいものなんだけど、音楽や「不幸せ斡旋業者」の男が何ともコメディー調で、そこまで怖くないっていう。
篠原が段々と幸せではなく不幸せを求めていく姿が面白かったですね。
「幸せになろうな」って言葉にも思わず「幸せ!?」って反応しちゃうくらい、幸せを求める反面、その代償である不幸せを求めてしまうんですね。
おー・・・人間の慣れって恐ろしいなぁ(^−^;;)
最後に「この世で一番幸せにして欲しい」って言った時点で展開は読めたけど、それでも面白かったな。
何か抱きあって花火ドカーンとか、僕の魔法使いのるみたん思い出してました(笑)
最後の「不幸せ斡旋業者」の夫にかけた言葉が多少気になったけど・・・「人生の伴侶を亡くしたのだから、あなたにはその分幸せが訪れる」ってやつ。
まるで篠原ではなく、「不幸せ」を頼んでいたのは夫のようにも聞こえなくはないよね。
ま、人間そうそう簡単には行かないってことで(笑)



空白の人

恐怖が少しずつよってくる感じ・・・
「記憶がない」「でも毎日、何かがちょっとずつ変わっている」と思う主人公。
この時点で、「どうせ二重人格なんでしょ?」と思いきや、友達が仕返し程度にやった意地悪のつもりだった。
でも本当に彼女は二重人格で・・・
この2段階の落としが、「おおー」って感じでしたね。
友達が「あなたが記憶が途切れるのを利用して、私がやったのよ」って言ったので、そんなものかと思っていたんですが、さらに二重人格で、本当に殺人もしていたっていう(^-^;;)
裏の裏を書いた感じが良かったです。
そして、完全犯罪の主人公Bによって消されたあの友達はどうなっちゃったのでしょう?(^−^;;)



地獄は満員

「天使の羽募金お願いします」っていう加恋ちゃんが可愛い〜(^−^)
お葬式のときの衣装も白くて、イメージはホント『天使』って感じでした。
剛三さんが優しくなっちゃうのも分かるよ、うん(笑)
地獄がいっぱいになるっていう、現実では有り得ないところを、ニュースで放送するってことで現実味が帯びますね。
あ〜・・・確かに地獄がいっぱいになったらこうなっちゃうだろうなぁ・・・怖いだろうなぁっていう、なんかよく分からないけど納得してしまいました(笑)
最後は悪人だったからこの世に戻れたのではなく、善人になれたから天国に行けなかったのですね。
本当に筋金入りに悪いことをやっていたなら、そんな数回の善意だけでは天国には行けないのではないか・・・とも思ったのですが、きっとこの人たちは 何だかんだ言って結構いい人たちだったんだろうな。
手下の彼も、白い羽募金をしていたみたいだしね(最初、あの羽が天国に行った証拠なのかと思った。どっちかといえば、天国に行けるキーワードのようなものだったのかな)
まあそんな甘くないのかもしれないけど、私はそう信じたいですね(笑)



過去からの日記

どことなくセカチューを意識している感じがしたのは気のせいですか?
今流行り(らしい)純愛ブームの影響かな。
日記でつながった二人。一人は売れない小説家、もう一人はもうすぐ死んでしまいそうな少女。
二人は、日記を通してお互い励まし合い・・・
話は予想つきますが(笑)、素直にいい話だと思いました。
最後は、彼が本を書いたことで未来が変わったってことなのかな?それとも、ただの奇跡?
二人が年を越えて、同じ木の下にいるってところが良かったです。同じところにいるのに、お互い見えない。
あと女の子が宇多田の2枚目のアルバム聞いてたりして、時代感じました(笑)
あ、そういえば前の「世にも〜」はよく小説家の話が2作続いて「三部作?」とか思ってた頃があるけど、これもまた「小説家」の話だ。



あけてくれ

オチ読めちゃう(^−^;;)
まず、優香が車の中で寝てしまい、次に目を覚ましたら別荘だった、ていう時点でこれは現実の話ではないだろうな・・・って気がしました。
何か、そう見せてる感じがしたんだよね。友達も「オチ読めた・・・」って言ってたし。
でも、これが一番怖かったな・・・「あけてくれー・・・」って別にお化けのように言うワケでもないし、いつも通りの会話に聞こえるのだけど、確実に誘ってるという(^−^;;)代表的な怪談話の要素だと思うのですが。
しかも血とか顔から垂れている、とかそういうの苦手なので、嫌でしたねー・・・
その後病院になったので「やっぱりそうか・・・」と思うのと同時に、「良かった」とちょっと思っていたり(笑)
でも最後に友達二人が「あけてよ」と来たとき、彼があんまり驚いているように見えなかったんですよね。
それがちょっと気になりました。
だって二人は死んだって知ってるんだから、最初のころの友達のように驚きそうなものなのに。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送