西遊記



最終回(天竺)
★★★☆☆
天竺は良いところじゃなかったんですねえ。
妖怪が入れない、人間しか入れない、それどころか人々の平和や幸せのためにお経を取りに来た三蔵に下された真実「自分自身がお経になるということ」。
これは結構予想外だったかも。
三蔵お師匠のために、悟空、悟浄、八戒は天竺に行くことを諦める(;−;)
でも天竺はそんな良いところじゃなかった。
深津さん確かに痩せてるから、修行のため牢獄みたいなところに入ってひたすら座っているシーン、本当に心配になってしまったよ……(^^;)
冷たかった悟空の手は温かくなって、最初はお師匠様が石を使って悟空を助けてあげたのだけど、今度は悟空がお師匠を助けてあげた。
「この格子の硬さは私の思い」なんてことを言っていたので、きっと温かい悟空の手を触れて、生きていきたいと思ったんでしょうかね(^^)
この辺りは結構良かったかなぁ。

その後明らか弱っていた三蔵が何回か走っているのを見かけたのは見なかった方向で。笑


でもツッコミどころ満載ですよね。
もうテレビ見ていてツッコミたくて仕方なかったという。

子供向けのドラマだと思うんだけど(だから?)想像力使わない?
例えば、何で凛凛は三蔵の危機を知っていたんだってこと。
説明一切無しで、突然凛凛出てきて「三蔵さんが……」と思ったら老子登場ですっかり凛凛の存在なんて忘れてるんですけど。笑
考えてみれば何で知ってるの? と。
私は見ながら咄嗟に、

滅法国に戻ったけど、羅刹女から天竺の真実(=経を取りに行った者自身が経になるため、修行をして死ぬ)を聞いたのかなぁ。

って考えてたんですけどね。説明無かったね結局(^^;)
あと天竺で僧侶たちを倒した最後のエネルギー波みたいなやつとか。
何も考えないで、「あーみんなの仲間想いの気持ちがエネルギーになったのね」的なことを考えながら見ていたんですけど(よくゲームや漫画にありそうな)
説明無かったよね(^^;)
……まあそこまで真剣にあれは何これは何って考えながら見るドラマじゃないって結論で!


最後の最後で堺さん登場!
うわー……これがかつて悟空をやっていた人なんだ!
確かに如意某回すの上手かったですねっ!
香取君が霞んじゃうからこれ逆効果?(^^;)って思ったけどきっと視聴率がいいから良いんだよね!!(褒めてる?)
「これ痛いんだよね〜」と昔の自分を振り返るようなセリフはアドリブですか。笑
ていうかもうなんていうか西遊記だってことはスルーで良いですか。
……原作の西遊記ってどんな話なんだろう。


最後、ここまで「仲間」意識が高まったのに、それでもお釈迦様を助けに行くと悟空を呼びに来た三蔵はしっかり頭に緊箍児を付けるんだよね。
多分毎週のごとくオチなんでしょうけど……

これってどうなの?

笑いを取りに来るのはいいけどね!
ここで一話と同じ展開持ってくとか、正直三蔵この旅で何にも学んで無いことになるし、悟空も付けとかなきゃ安心できない奴として扱われてるってことじゃないのかなぁ。
これで、仲間……なの?(^^;)
さすがフジ、ばっちり続編作れるように終わったけど……
うーん(^^;)
その前の頑張った大賞がただ単に西遊記の宣伝したさに時間とったとしか思えないということも考えて、何だか微妙だったわ……


3ヶ月、力まずに見れるドラマでした。
月曜の朝は、「猪八戒の食いしん坊万歳」がやっていたりして、ああ本当にフジテレビこのドラマにつぎ込んでるんだな、話題と視聴率欲しいんだな、と冷静に思ったりもして。笑(いやな見方です)
来週の「春休みスペシャル」はどうなんでしょうかね。笑
台湾が出てきたのが気になったけど、フジお得意の総集編かなー(^^;)


第10回(滅法国)
★★★☆☆
凛凛は滅法国のお姫様だったんですね。
もっと悟空たちに立ち向かってくるものかと思いきや、逆に彼らを“助けたい”という気持ちが強かったのですね。
先週混世魔王みたいな奴が滅法国のことを「妖怪の国」と言っていたから、相当三蔵たちに敵意を持った妖怪ばかりかと思っていました。
まあもともとはそうだったみたいだけど(^^;)
羅刹女の命じたとおり、三蔵は連れ去られちゃったわけだし。
それだから凛凛もただ単に一行をおびき寄せていただけかと思ったんですけど、そういうわけじゃなかった。
いや、最初はむしろそれが目的だった。
でも、彼らと一緒にいるうちにそういうわけじゃ無くなって行ったのかなぁ。

今回の悟空二面性にはそれなりに笑ってました。
というか悟空の一人ツッコミがなかなかツボにはまってしまって。笑
「あー凛凛vv……って何呟いてんだよっ!!!」とかなり本気でベッドにダイブするところなんて、なかなか個人的にはヒット。笑
香取くんって、こういうのやらせると上手い気がする。冗談で、演技している人物がさらに演技(嘘?)で相手のこと好きっていうの。ものっ凄いうそ臭いところが。笑
今回の悟空は、いつもみたいに元気良く(少々うるさく)説教するわけでもない。
凛凛が死んでしまったのだという思いから、あくまでも淡々と。
「道はあるもんじゃなくて、自分で作るものだ」
「運命っていうのはここ(心)にあるもの」
あんまり意識してなかったんだけど、二人の言っていたこの言葉は結構残ってるものだなぁ……

八戒は子供が生まれてしまったようですけど、あれは一体何の意味があったんだろう。笑
やっぱりただのギャグかっ!! いちいち伏線なのかしらとか思っちゃいけないわけか!!笑
凛凛の死、そして新しい命の誕生っていう比較なのかと思っていたんですけどね。
さすがに凛凛ばっちり生きてるし。
でも天竺には一緒に行かないのかなぁ。予告でいたけど、結局来るのかしら。

まぁ。。。正直。。。
じっくり考えると、羅刹女なんなのっ!って思わないことも無いんだよね。
最初三蔵たちを捕らえようとしたのは、第1話で登場した牛魔王が倒されたからですよね、確か。
それで腹を立て、三蔵たちを捕らえることにした。
でも、三蔵一行の仲間、悟空に娘が恋をしているということを知る。
最初こそ、ただ国をまとめるために見つけた想いが無い相手だと思っていた彼女。
しかし、それは本当に娘の好きな人(妖怪?)だった。
しかも、それは自分の夫と良く似ている。
だから、許した。で、気づいたら三蔵一行も許されてた。
ここ。最後のここ。ここがわけ分からない。
何で最後に来ていきなり良い人になるのかがわけ分からない。
そもそも三蔵と基本的にベクトルが逆の牛魔王がお気に入りなんですよね。
牛魔王って、三蔵の肉欲しがってたんですよね。
羅刹女は人間らしいから、恐らく肉は興味無いんでしょうけど、一応そんな妖怪たちの長なわけですよね。
お気に入りの部下殺されたうらみも、娘がその一行の一味好きになっちゃえばあっさり消え行く程度のものなのだろうか……
その程度の恨みに、混世魔王は5万の兵を仕向けたんですか。
前回と今回の羅刹女って一貫性無いような気がするんだよなぁ。

この人の存在や考えというのが、何とも曖昧で、今回は特に物語がちぐはぐしているような気がしました……
しかも如意棒拾うところ、実は拾いそこねてるとか、実はNGじゃない!?って箇所があったりするんだよね、今回……


第9回(花の国)
★★★☆☆
このドラマって、細かく見ていくと案外細かく作りこまれていたりするんですね(^^;)
それがクサかったり説明すぎる台詞や時には学芸会演出によって見えにくくなっている……のかもしれないな。
今回だったら悟浄が、混世魔王への恐ろしさから倒れるシーンとか。あんなあからさまで、思わず自分で状況説明しちゃうようなシーンはないだろう!
……ってまあそこは西遊記だからな、うん。この一言で全て解決。
って最近ちょっと肩入れしながら見てるなぁ、なんか(^^;)

悟浄がとにかくお師匠様がいかに素晴らしい人かっていうのを言っていたけど、うーん、あんまり説得力無いんだよなぁ。笑
いきなりそんな三蔵法師「様」とか言われてもっ!!
「お師匠が300人集まっても恐らく負けます」とかその前まで冗談でも言っていたような人ですよ?
基本慈悲ないし説教は悟空に取らるし泣き出すし男か女かやっぱり微妙のお師匠ですよ?
普段あんまり尊敬されているご様子のないお師匠ですよ?
なのにここに来て、何故にそこまではっきりと素晴らしいといえるのか、ちょいと微妙ではありました。
でもまあ……うん、ねえ、今回はそういう説教もつらつらずっと言わないで、何回かに分けて言っていたから、まだ良かったと思うかな。

あと、ようやく説明台詞に回想シーンも付きましたねー(^^)
何故三蔵の母は死んだのか? っていうのは、3話からのつながりで、それだけでも物語が奥深く感じる。
いつもだったら「なんで死んだのか」みたいな台詞だけで済ませちゃうシーンに、きっちりと回想が組み込まれていましたねえ。やっぱりこういう方が緊張感出るし見易い!
山賊(だっけ?)に殺されたと思っていた母親は、実は混世魔王が殺したという。それも、ただ椅子に似合う着物を見つけたという理由で。
てっきり悟浄がやったのかと思ったよ(^^;)そりゃダークだな、と思いながら。
ていうか妖怪と人間が共存できるような世界にしたいと三蔵は思っていたんですか。それは知らなかったんですけど。
でもその話を聞いて、妖怪(というか混世魔王が)憎いと思っちゃうわけですねー。
目見開いたまま涙が流れるっていうのは凄かったです……

内村さんはアクションできるんですよね。
だから何か混世魔王がどんなに頑張っていても、逆に悟浄が手抜いているようにしか見えない私です。笑
悟空とのシーンは……ああ、香取くん棒術の腕上げたなっていうのが第一印象で、さすがジャニーズだなっていうのが第二印象で、それ以上は深くなにも考えないで長いシーンだわと思っていたというのが一番正しいです。

それにしても、今回は悟浄@内村さんのアクション、悟空@香取くんは混世魔王と一騎打ち、三蔵@深津さんは泣きと過去話。
それぞれに合った見せ場があったんじゃないかなぁと思っていたのですね。

……あれ、八戒は?(^^;)

八戒、最後に突っ込まれてくれたから良かったけど、ホント何もやってないなぁ。笑
「栗を食べてました」ってことで、せめて言えば、「オチ担当」かな?
基本逃げすぎてて受身だからかな。悟浄とコンビなら良い感じだけど、個で成立していないからか、キャラちょっと弱いのかも。
混世魔王の5万の手下を止めたのは多分凛凛?
というわけで、来週辺りここのところで伏線はっていた彼女の正体が分かりそうです。
ラスボスか、その手下かなぁと思っていたんだけど、「返せ!」って言ってたし、またそういうんじゃないのかなぁ。


第8回(時の国)
★★★★☆
何かもう色々と突っ込みたいところ満載だけど、一番突っ込みたいのは今回面白いなぁ(*'▽'*)と思いながら見ていた自分がいたことだなぁ。
うわーものすごい悔しい。笑
でもホント、気が付いたらなかなか面白いじゃん、と思い、最後2匹の悟空とキャラ豹変のお師匠にはしっかり笑わせていただきましたよ。

先週の予告見た感じだと、今までの映像にブルーシート使って合成するのだとばかり思っていたから、本当に予算無くなったんだな撮影間に合わなかったんだなって思っていたんだけど、わざわざ別撮りしていたみたいですね。
うわー、そりゃ1話録り終わるのに時間かかるはずだよ(^^;)
総集編っぽいつくりになっているわりにはなかなか凝ってる。
去年観た「サマータイムマシーン・ブルース」って映画思い出しました。
この映画は今日と昨日を行ったりきたりしてエアコンのリモコンを取り戻すっていうストーリーなんだけど(笑)、今回は何かそれに通じるものを感じたわ(*^▽^*)
せっかくのタイムトラベルなのに、あんまり伏線がなくて生かしきれていなかったような気もしたんだけどねー。
どうせだったら、もっと今まで7話の裏話っていうのを見せればよかったのに、使いまわしの映像も多かったしなぁ、そこはちょっと惜しいかなって感じもしました。
でもまあ西遊記だし、それが本筋じゃないもんね。
全体的には、良かったんじゃないかなぁ。

八戒と悟浄はコンビとして確立されてきてますね。
お師匠に向かって、「悟空の良いところを言ってください、3、2、1」とか紅孩児捕まえて「離すなよ」「離しません」と言いつつ実は悟浄の足を掴んでて、「……離せ」とか、面白かったです(*^▽^*)
内村さんが言っていたコンビみたいになっているっていうのは恐らくこの回のことだったんだろうな。1話の撮影と一緒に、同時に撮っていたんだろうし。
悟空は今回いつもと違って怒鳴らないし、説教しないし(重要)、お経は読むし、勉強の楽しさが分かったとか言い出すし、泣くし、助け求めるけど。
逆に見易いわー。笑
これじゃ西遊記じゃないけど、こういう悟空もありかもしれないって思っちゃったくらい。
それだけに過去の悪い悟空や、最後2匹で暴れまくるところとのギャップがあってよかったし。
徳の高いお坊さんなのに毎週最もツッコミどころ満載なお師匠。
実は時を止められないお札作れたり、五行思想説明できたり、ああお坊さんらしい一面もあるのですね、って今週逆に新鮮だったんですけど。笑
良い意味で新鮮だったのは、おとなしくなった悟空に仏道を教えるところ。
そういえばこの二人師弟関係なんだ! こういうのありなんだって妙な感動を覚えました。笑
あと、今まで助けてもらってばかりだったのに、「もっと私がしっかりしなくてはいけない」と気づくところかな。
西遊記始まる前、深津さんが三蔵やるってことは、怒鳴って蹴散らして守られるどころかむしろ勝手に戦ってるんだけど実は守られるお師匠?みたいなもう何で深津絵里かも分からない予想をしていた覚えがあったんで、むしろ今回はその期待通りで楽しかったなぁ。
最後とか特に。笑
でもまた来週からは泣き出すし、助けてもらうんでしょうけど。笑
凛凛はようやく今回、正体は何? みたいな伏線が張られましたね。
紅孩児が知ってるってことは妖怪側の人間なのか、それともまた全然別のところで出会っていたのか……

毎度毎度キャラクター定まらないドラマで、しかも今回は皆その上さらにずれていたわけだけど、今までで一番見易かったのはどういうわけだろう。笑


第7回(幽霊の国)
★★★☆☆
先週見てて修周仲間になったら西遊記じゃないですからっ!って思ったんですよ。
でも考えてみれば元々凛凛っていうオリジナルキャラと半分旅を共にしてるようなものでしたね。笑
ということを最確認した第7回幽霊の国です。
確か西遊記が始まる前の製作発表で、1話と7話同時に撮り進めているとかおっしゃっていたような。
ということを思い出しながら振り替えると、あー確かに八戒と悟浄はボケツッコミになってるかなという気もしなくもないかな。

旅を続ける三蔵一行が立ち寄ったのは人気の無い寂れた寺。
いかにも幽霊が出そうな中、夜も更けていたので一行は仕方なくそこに泊まることとなる。
皆が寝静まってもなかなか寝つけない悟空だったが、彼の前に案の定幽霊が現れた。
しかも彼女は凛凛を背負っていた。
どうやら幽霊の閉じ込められていた井戸の封印を解いたために、呪いをかけられてしまったらしい。
そして彼女自身、妖怪に殺され霊となり井戸に閉じ込められた、この国の王妃だという。
何かこの世に思い残すことがありとどまっていたようだが……

前半は結構いつも通りくだらないなあ(≧▽≦)のスタンスで見てたんだけどね。
その最たるものが例えば香取くんの一人二役(蓮歌と悟空二つの人格の葛藤?)
彼がこういう演技をすると、もうスマスマのコントの延長以外の何者でもないわー。
まあそういう笑えるノリの演出の上で、誰が演じても難しいもんだと思うけどね。
でも元の蓮歌さんとキャラというか人としての感情の起伏や表し方、ようはテンション違いすぎだからね!笑

後半は結構真剣に見てましたよ。
あの、死生観と言いますやら、死や生について触れるとどうしても内容が重くなるから、説得力出る気がするんだよね。
まあそれ言っちゃ前回もそうだな。
私ゃそういうの弱いんで、珍しく悟空の説教もそれなりに聞いてしまったよ。
長くて覚えてないけど、多分人生は長さが全てじゃないっていうような内容?
なんか納得してる自分がいてちょっと腹立たしい。笑
でも今回、何よりも蓮歌さんのサバけてて庶民じみてる、でも本当は家族のことをとても大切に思っている、ってところに好感が持てたんだよ。
そこが良かった。

凛凛と悟空の関係は……さすが名作恋愛ドラマ書き続けてきた脚本家さんだけあって得意そうな分野だな、と思いつつ。笑
個人的には恋はあまり絡めなくていいと思うよ!!

相変わらず慈悲が無く偉いお坊さんなのに幽霊駄目で「殺生はいけません!」と言いつつも悟空には「死んでください」とかなり直接的な要求をするお師匠がネタとツッコミとごろ満載で大好きです。笑
お饅頭ジャンケンに思いっきり参加するしね。
なんか彼なら黄泉の国の妖怪(?)じゃないけど、天竺行かないって言い出しても不思議じゃないなあ(^^;)って思うのは私だけですか。

さて、来週は今までに出てきた国がいっぱいまた出てくるの?
まさか……ついに撮影が間に合わなかったのでは予算が無くなったのではとマイナス方向の考えが酷いくらい尽きません。笑


第6回(森の国)
★★★☆☆
成宮くんの存在大きいなぁ(・▽・ゞ)
今回は悟空と修周の友情を軸に物語が描かれるわけですね。
第3回でも思ったけど、敵の妖怪の背景が描かれると弱いです私。そうじゃないと、いつも悟空たちが正義で、相手の妖怪が悪だと決まるからかな。
それだと、どうにもワンパターン。
ちょっとでもこれあると(何で悪さをしてるのかとか)話の深みが違うと思います。
というわけで、今回の二人の友情を軸にした話はなかなか好きな感じです。
前半あまり見てないけどね(^^;)

悪い妖怪によって森に捕われたという姫、冥蘭。
彼女を助けたいという修周を三蔵たちは手助けすることを決める。
(釈迦像を壊したことをバレた(許してもらえると思いバラした)悟空が、その罰に耐えかねて「やりますッ!」と言ってしまったのが始まりですが)

ところが本当はその妖怪が修周だった。
冥蘭の願い「鳥になりたい」を知った鳥の妖怪である彼は、彼なりのやり方で姫を助けたかった。
でも人間にしてみればさらわれるのと同じなので、姫を森に隠していたんですね。

二人の友情はなかなか良かったと思います。いかにも台詞でしかもクサイところ満載だったけど。笑
ただ私はもの「なまか」って言葉聞くと一気に現実に引き戻されて駄目なんです……
なまかなまかなんて連発されたらもうどん引きしてしまうんです……(^^;)

ていうか皆毎回過去話をするたびに思うんだけど、あれを映像で見せればいいのにっ!!
だから台詞長くなって見にくくなるんじゃないの……?(^^;)


第5回(子供の国)
★★★☆☆
ついにながら見に……(^^;)
いや、先週まではね、なんだかんだ言っても感想書く程度に楽しく見てたんですが、今回は流し見。
もともと響かないけど、悟空の説教もよく覚えてない。
子供ばかりの国。
子供たちのリーダー純純は「大人は汚い」と言うのだけど「そんなことないですよ!」と三蔵一行は言い返すのですね。
こことか、ホント学芸会みたいじゃないですか?(^^;)
いやー良いこと言ってるって分かるんだけどね。でもあれに「そうだよ」って子供たちのバックに付け加えたらまんま学芸会になるよ……
あと三蔵の慈悲の無さね。笑
なんかこの(この西遊記しか見たこと無いけど)三蔵、天然ボケキャラなんだろうなっていうのは分かるけど、「私子供はちょっと……」てねえ、もっと仁を大事にしようよ!!
「お父さん、これ食べてください」って夜中、父親役やってる悟空の元へ行くのはいいけど、子供起きるって分かるよね!?
なんか、コメディドラマにそんなこと突っ込むのは馬鹿らしい感じもするんだけど、こういうとこ曖昧だからこの一行が天竺に向かっているという最も根本的なところを忘れるよ。
それに、キャラがあやふや。
天然ということに、ヒーローということに気をとられすぎて、三蔵は偉いお坊さんなんだとか、悟空は人間の心を手に入れたいんだとかが消えている気がする。
あとの二人はもとからあやふやなんでもう何も言えないんですが(^^;)
まあそんなこと考えないで気を楽に見るのがこのドラマの見方ですよね……


第4回(砂の国)
★★★☆☆
今回は悟浄の話。
夫婦になるはずだった女性、金魚(これで合ってるかな……)と再会する。
悟空達一行か訪れた町は水が渇れ、困っていたが、その原因と疑っている妖怪が金魚だった。
町人に捕まった金魚は悟浄に頼み、息子に一目会いたいと言い、二人で脱走。
戻る約束の時間、翌朝まで代わりに悟空達が牢の中で待つことに……

えーと、私があらすじを書くときって大抵あまり感想が無いときなんですが(・_・;)
一番大きな流れ、『悟浄は約束通り悟空たちの元へと戻ってくるのか?』っていうのは、まんま走れメロスだよね。
いつ三蔵が「一度でもあなたが帰ってこないと疑ってしまった私を許してください」って言うかが個人的には今回の焦点だったくらいですから!(結局言わなかったけど)
悟空は仲間を信じ町続ける。来なくても諦めないし、最後の最後まで信じる。その想いは一途だ。
八戒は仲間より、まず自分。助かるものなら助かりたいし、わざわざ待つ必要は無いと思ってる。いわゆる軽くて流されるタイプだね。笑
三蔵も信じてる。でも、もしかしたら帰ってこないかもしれないとも同時に思ってそう。それでも「信じていた」ことには変わりなくて、それが大切で、その結果死ぬことは仕方ない、そんな感じかな。
この辺りキャラクターの個性っていうんでしょうか、少し感じた気もします。
ていうか、メインの話よりサブになったときの方がキャラクター引き立ってない?
さすがにそれはない?
なんかメインの話だとどうしてもクサイ台詞満載になるからかなぁ。
例えば今回なら悟浄が金魚への想いとどうしても息子に一目会わせてやりたいってのを語るけど、あれは長すぎて逆に印象に残らなかった。
「ごっちん」とか、『お約束』的なところはもう敢えて突っ込む必要もないよね。笑

それよりも気になるのはっ!!
・アクションシーンの激減とそれに伴う老子の大活躍。
まあ前回の凛々といちゃつく老子見て「最高!!」とか思ってたのでむしろ嬉しいですが。
・凛々なんであんなに詳しいの? 実は〇〇でしたっていう複線?

……まああまり深く考えずに見るのが一番なんでそうしようと思います。
悟浄の過去話なのに結局それにはほとんど触れてないし。笑


第3回(夢の国)
★★★☆☆
今回は前2回ほど悟空の長くてあまり説得力のない(^_^;)説教が無かったせいなのか、それともアクションシーンが無かったせいなのか、結構見やすかったです。
三蔵主体の回だったからっていうのも大きいかな。
いつもは止めに回ったり、捕まったりしながらも3人のことを見守ってきた三蔵が夢を追い求めてしまう。
幼い時に亡くなった母を、幻想だと知りながらも一緒にいたいと願う。
うん、悟空が「お前が明日を奪ったんだよ!」と怒鳴るよりも、三蔵が「母は、仲間を裏切ることだけはするなと言いました」と訴えかける方が納得できるなあ……
深津さんが好きなので恐らく贔屓目ですが、でも彼女の演技は落ち着いてていいなぁ。
母との目を赤くしての再会のシーン、悟空のから離れて夢の世界へと帰ってしまうシーン、母へ自分との思い出をかたり、そして今やらなければいけないことを言うところ、「上手いわぁ」とふと思ってしまったり。
まあ三蔵の言葉に説得力があるのは過去の経験が元になっているというのもありますね。
一方悟空は500年も岩の中いたくせに、何でそんなこと知ってるんだよ、と突っ込みたくなってしまうという違いがまずあるんだけどね。
今回は足が動かない、だからこそ動く夢にみいられてしまった男、年老いた自分の姿を嫌がる女、みんな夢を求めて現実を諦めてる。
このあたりは結構共感できる話。
うん、キレイゴト羅列するよりこういう方がいいな。
バクの妖怪が最後に、城も自分の夢だから、崩れてしまう。逃げろ、というところが妙に切なかったです。
前の二人のように、特に三蔵(の肉)に固執しないところも良い。悟空が一緒に逃げたってところも。
そのあとの老子様がまあ最も最高でした。笑

勿論突っ込みどころも満載。
大体夢の母はどんな存在なのあれ。
ただ三蔵の幻影を映しただけ?
じゃあなんで彼(……ですよね?)「一人残しておけない」とか言ったんだ……幻影でも、ってことかな。
あんな綺麗な折り紙買うなら食費にあてろよって思わず突っ込みたくなったし。
バクは自らの夢できらびやかな建物を作れても、裏はボロいって言うのがお粗末っていうか悲しい。
そして毎回国に招待されると、必ず同じような部屋で、同じようにもてなされるんだよね(^_^;)
あれがセット使い回しっていうか、第3回にしてマンネリ感出してる気がするんだなぁ。


第2回(温泉の国)
★★★☆☆
このドラマ、我が家の鑑賞スタンスはくだらないなぁプッ(>▽<)で。
ドラマとして見たら見れません。
そうこれはアニメよ。そう、スマスマのコントなの。
だからあんなわざとらしい演出満載なのよ!(for example倒れこむシーン)
何で視聴者側がこんな暗示かけながら見てるのか全くもって意味不明ですが、小さい頃アニメ見ていた気持ちがもれなく思い出せる今日この頃です。

今回は温泉の国。
猪八戒が女の子(名前調べろよ)に恋をしてしまう話ですねえ。
悟空が説教しているところに少々疑問。
えー君はまだ人間の心とか分かっていないわけで、三蔵と一緒に天竺に行くうちに知りたいとかいうノリだったのでは……
何か一番しっかりしてきてるんだもんなー、悟空(^^;)
前回も思ったけど、もっと心に響くセリフは後編にもってくるとか、セリフでべらべら全部しゃべらないようにするとかすればいいのに……(^^;)
「良いこと」しゃべりすぎっていうのも逆に響かないし嘘っぽいく感じるものですねえ。
ああ、これはフジ版豪華水戸黄門なんだろうなぁ……

あの、お師匠絶対捕まるんだからわざわざ妖怪のところいかないでっ!とか、絶対セット使い回しだろっとか、悟空の温泉封じも海外輸出とかホント日本の恥だよなっと色々つっこみたいところは満載。
でもそういう演出なんですよね、これきっと。
個人的にお師匠様が今回ずっと石のままだったら深津絵里は降りたんじゃなかろうかって妙な心配していたので、すぐもどって良かったです。笑
何か観点違うわ。笑

でもミッチーは妖怪っぽいよね。
分かる分かるーと思いながらそこは見ていたよ。


第1回(火の国)
★★★☆☆
フジテレビがこの冬1番力を入れているであろう西遊記。
率直な感想を言えば、まあ面白かった。
力まなくて見れる。
週初めの月曜日、何となくテレビつけたらやってて、そのままあまり考えることなく見れる、そんな感じがしました。
月9のイメージとはかけ離れていますが、これはこれでアリじゃないかなぁ。
ドラマというより、アニメや特撮に近い気がするけど。

まず、キムタクが出ているとは思わなかったので驚きました。
しばらく誰か分からなかった(゜゜)
最初に出てくるってどういうことなんだろ。
ただのこれから先こんな妖怪もいますよって説明がてら?
それともまさかのラスボスだったりして。笑
でも、何か香取くんで、キムタクで、しかもああいう衣装だとスマスマのコントにしか見えないですからっ!
もしこれがラスボスだったらミスキャストじゃないかなぁ(^^;)
視聴率狙いすぎてて逆におかしいぞっ!


悟空@香取くんは思ったより見れるよ。
ハットリ君を思い出せば、こういう熱血でも別に普通。
ハットリ君は………(^^;)
ただあの、仲間のこととか心のこととかセリフにして長々と語られるとさすがに9時台ではきつい。
いいこと言ってるって分かる。
でもどうにもたらたら長くて説得力無いんだなぁ(^^;)

猪八戒@伊藤淳史。
彼は何かやらかしてくれそうな予感大。
悟空に対して冷たかったり、さっさと逃げ出したり、まだまだ活躍は小さいですが、期待してます。

沙悟浄@内村光良
八戒とのコンビで期待したいところ。
アクションシーン凄いですよ、この人。回し蹴りしていましたよ。
その上水晶で遠くの景色見ることができたり、実は一番できる人なんじゃないかと楽しみ。

三蔵法師@深津絵里。
深津さん好きだけど、花に水上げるシーンからいきなり泣き出したところまでちょっと引いてしまった……
何か……不自然なのですが。汗
ひたすら捕まり続けるんですよね、多分。
むしろ三蔵が戦ったら楽しいなとか考えちゃいけないわけですよね。
花嫁衣裳着て悟空に「お師匠様似合うね」とか言われたり、いきなり泣き出したり、女なの? それとも原作通り男なの?
でも毎週見れるのは嬉しいですね。

老子@大倉孝二
……ひげを付けても若く見えるところが悲しい。


えーと、登場人物一人一人書いていくと何か思いっきり批判しているようにしか見えないんですが、まとまればまとまったなりに家族で笑えて面白かったと思いますよ。


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